福岡県八女市、山間の自然豊かな環境の中に建つ平屋の住宅。

周り全面をキウイ畑に囲まれた300坪の敷地に、中庭を囲むように、全て異なる形の11の屋根で4+3+3+1の4つの群れを作り、それぞれは半屋外の土間を介して、離れのように繋がっている。

25mm厚の地場産の杉集成材をリブ状に連ねてできたこの小さな木造のユニットは、太陽の方に向かって傾く勾配屋根でできており、太陽熱を集熱し、冷え込む夜間の床暖房として使っている。


「向日性」=植物の茎などが太陽光線の強い方へ向かって屈曲する性質


野原に咲く草花のように、大小の正方形の屋根が、自然の秩序に従いながら、太陽に向かって点在する風景。

data

所在地:福岡県八女市

敷地面積:1022.98㎡

建築面積:129.18㎡

延床面積:126.36㎡

構造規模:木造平屋

設計期間:2009.12 - 2011.08

工事期間:2011.09 - 2012.04

House

向日居 / 2012

末光弘和+末光陽子 / 株式会社SUEP.

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