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様々な光と熱の環境的ムラをつくり出す壷空間の集合をデザインする。

都心部の木造密集地域の狭小地に建つアートキュレーターのための小さな住宅。周囲の関係が近すぎて、横方向に開く事ができないという環境であることと、美術品を家に飾って展示したいという希望から、空に開かれた住まいを考えた。外観はシンプルな家型をしながら、内部はそれぞれがトップライトを持つ7つの異なる形の壷状空間が集まってできた構成になっており、部屋の特性に合わせて部屋上部から様々な光環境をつくっている。これらは、冬には太陽熱エネルギーを取得するための壺にもなっており、日中の熱を床に貯め込み、夜間の床の冷え込みを防ぐようになっている。様々な光熱環境を横断しながら楽しむ家。

data

所在地:東京都世田谷区

敷地面積:102.9㎡

建築面積:57.83㎡

延床面積:94.39㎡

構造規模:木造2階

House

光壷の家 / 2013

末光弘和+末光陽子 / 株式会社SUEP.

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